2019.03.01シェアオフィス

仕事中に集中力が低下してしまう原因は?効率を高めるために知っておきたいポイント

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仕事を始めようと思い立ったものの、すぐに集中できなくなり仕事が進まない……といった経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。集中力が低下してしまう要因はさまざまですが、生活習慣や周囲の環境を変えることによって、解消できる可能性があります。

今回は、仕事中に集中力が低下する原因を探るとともに、具体的な対処方法についてお伝えします。

仕事中に集中力が低下する原因

仕事中に集中できない原因として、大きく2つのケースが考えられます。ひとつは日々の生活習慣に由来するもの、そしてもうひとつは仕事場の環境によるものです。個人差はありますが、代表的な例として以下のような理由が挙げられます。

睡眠不足が続くなど、生活習慣の乱れが影響

生活習慣の乱れは体調を左右し、同時に仕事への意欲や集中力にも影響します。たとえば、睡眠不足の日が続いてしまえば、日中に眠気が出てしまい仕事に集中するどころではないのも当然でしょう。そのほか、食生活の乱れや運動不足などによって倦怠感が続き、集中力が保てなくなっている可能性もあります。

集中できる環境にない

健康面だけでなく、周囲の環境も集中力を左右するものです。雑音や騒音が気になるような状況や、室内が寒すぎたり暑すぎたりしても仕事に集中しづらくなってしまいます。そのほか、部屋の明るさや湿度、イスの座り心地やデスクの高さなど、ちょっとしたことが影響して業務効率を低下させてしまうこともありえます。

仕事の集中力を高める方法〜生活習慣〜

上述したように、普段の生活習慣が乱れていると集中力が低下しやすくなります。健康な心身を保つことで、仕事へのやる気も維持できることでしょう。生活習慣を改善するのはなかなか難しいかもしれませんが、以下のようなポイントを意識して、少しでも対策をとってみてはいかがでしょうか? できるところから始めて、仕事の効率を高めましょう。

睡眠時間をしっかりと確保する

まずは規則正しい睡眠のリズムをつくることからはじめましょう。就寝時間と起床時間を決め、十分な睡眠時間を確保すること。休日に睡眠時間を伸ばしてしまうと、リズムを乱す原因になります。休みであっても、一定の睡眠時間を保ち、早寝早起きを心がけましょう。加えて、睡眠の質を高める工夫も必要です。寝る1時間前からはスマホやパソコンなどの電子機器を触らない、部屋を暗くして眠るといった対策も取り入れてみましょう。

十分な水分を補給する

仕事中につきもののコーヒーやお茶は、利尿作用があるため体内から水分が失われやすく、トイレに立つ時間も増えることから集中力が途切れがちになります。同時に、軽い脱水症状を招いてしまうため、頭がボーっとしたり、倦怠感が出たりする原因にも。水や白湯といったシンプルな飲み物を用意し、季節を問わずこまめに水分を摂ることを意識しましょう。

眠気を抑える低GI食品

食後に眠くなってしまう理由のひとつに、血糖値の影響があります。ランチ後の眠気対策として、血糖値の急激な上昇を抑えるとされる「低GI食品」を摂るのもおすすめです。玄米や野菜、海藻類などをはじめとした低GI食品を意識的に摂取することで、食後に襲われる強い眠気の緩和に役立ちます。

適度な運動

デスクワーク中心の生活は、座っている時間が長く運動不足になりがちです。結果的に、全身の血行が低下するため、脳にも血液が行き届かなくなり、集中力が低下しやすくなります。仕事の合間に軽くストレッチを行ったり、可能であれば外に出て散歩をしてみたりしながら新鮮な空気を体に取り込むことも必要です。

仕事の集中力を高める方法〜環境〜

どんなに健康に気を遣っていても、仕事の効率が悪くなってしまうことがあります。仕事環境を見直すとともに、デスク周りの整理整頓をはじめ、集中力が保てるような工夫を取り入れてみましょう。

リスト化とタスクの優先順位を決定する

たくさんの仕事を抱えていると、何から手を付けるべきなのか迷ってしまい、結局どの業務にも集中できない状況になってしまうものです。そうした迷いを解消するために、一日のタスクをまとめ、優先順位を明確にしてみましょう。複数のタスクが残っていた場合でも、並行するような段取りを組むのではなく、ひとつずつこなしていくことをルール化するのも一案です。

デスクの周りをきれいにする

人は意外なほど、視覚から情報を得ています。そのため、仕事と関係ないアイテムがデスク上にあるだけで、無意識に気を取られてしまいます。ひとつの仕事に集中できるように、デスク周りを整頓し、不要なものは置かないように心がけましょう。仕事に必要な書類や事務用品があっても、専用のファイルスタンドや書類ケースなどを活用して、スッキリとまとめるのがポイントです。

パソコン画面上もすっきりと

パソコン作業をしているとき、使っていないウインドウを開きっぱなしにしていませんか? また、デスクトップ上に多くのフォルダを並べてしまっている方も多いかもしれません。そうしたパソコン上の乱雑さも気を散らしてしまう原因になります。

ブラウザで調べものをした後はその都度タブを閉じ、作業が終わったフォルダは1つずつ閉じる習慣を身につけましょう。たくさんのタブやファイルを開きっぱなしにしていると、パソコンそのもののパフォーマンスにも影響を与えてしまうため、小まめな整理が必要です。

ルーティンを作る

仕事モードに切り替えるスイッチとして、仕事を始める前のルーティンをつくるのもおすすめです。デスクまわりを拭き掃除したり、軽くストレッチをしたり……自分だけの決まった動作をすることで自然な精神統一のステップとなります。体を動かす以外でも、音楽を聞くといった毎日無理なく続けられる方法を取り入れましょう。

一定時間で仕事と小休憩を繰り返す

業務効率化を高めるタイムマネジメントの手法として「ポロモード・テクニック」があります。ポイントは、「25分仕事をしたら5分休憩する」というもの。集中したいタスクを決めて、25分間は業務に集中し、その後5分間リラックスするという方法です。このステップを2~4回程度繰り返したら、少し長めに休憩します。

集中時間は必ずしも25分でなくてもよく、自分にとって無理のない時間を設定することも可能です。できるだけ仕事に集中できるように、タイマーを設定しておくとよいでしょう。仕事と休憩の時間を決めて繰り返すことで、短時間であっても集中しやすい環境が作れます。

さいごに

仕事の集中力が低下する原因には、周囲の環境によるものや食事や運動などの生活習慣に起因するものなど、さまざまあります。普段の生活を見直すとともに、仕事がしやすい環境を整えてみましょう。集中力を高めることができれば、生産性も上がり、業務効率が高まります。一日の終わりにすっきりとした気分が味わえるように、集中力アップにつながる方法を取り入れてみてはいかがでしょうか。

参考:

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+OURS(プラスアワーズ)編集部

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