近年、働き方改革によって、サテライトオフィス、テレワークといった環境や働き方に高い注目が集まるようになりました。最先端のIT技術を利用することで、サテライトオフィスや自宅などの遠隔地で働くことが可能になりつつあります。
そんな中、新しい働き方への取り組みとして、シェアオフィスが職場の候補地として選ばれるようになっています。今回は、サテライトオフィスやテレワークにシェアオフィスを選ぶおすすめの理由を5つご説明します。
移動に生じる無駄な時間を削減できる
そもそもサテライトという言葉には衛星という意味がありますが、ここでのサテライトオフィスとは、自分が通勤するオフィス以外の別の拠点に存在するワークスペースを表します。
各地の支社や営業所など、様々な拠点に従業員が自由に働けるシェアオフィスを構えることで、わざわざ本社のオフィスに戻らなくても、近くのシェアオフィスでプリンター、社内ネットワーク環境などが利用できます。
他にもシェアオフィスを本拠地と別に構えることで、外出時や出張時に手軽に利用できることに加え、電車通勤にかかる無駄な時間を大幅に削減できます。
プロジェクトに合わせて、オフィスが構えられる
近頃は、地方を活性化することを目的とした、町おこしプロジェクトを推進している企業も増えてきました。そのような企業にとって、各地域にオフィスを構えるとなると、大きなコストになってしまいます。
しかし、シェアオフィスであれば、取り組むプロジェクトに合わせてオフィス環境が選べるため、従来であれば難しかった地方勤務による取り組みを実現することができます。今後、シェアオフィスの魅力に気づいた地方自治体などが主導してビジネス展開していくケースも増えてくるでしょう。
フルタイム労働が難しい人材も活用できる
女性は、結婚後に出産という大イベントが待ち構えています。結婚後、普段と変わりなく本社のオフィスで働ければ良いのですが、オフィスが遠方にある場合、通勤が負担になることが多いでしょう。
そんなとき、シェアオフィスを会社が用意することで、本人の希望に合わせた時間や場所で働く機会が提供できます。サテライトオフィスを、シェアオフィスを借りて用意することで、さまざまな事情によってフルタイムで働くことが難しくなった社員に、働く環境を提供できます。
在宅で仕事をするよりも高い生産性が発揮できる
シェアオフィスを利用する多くの人は、仕事の生産性を高めるために、コストを払って空間を借りています。業種によっては、自宅でできるものもあるかもしれませんが、仕事のオンオフの切り替えが難しく、思うように集中できないという方も多いでしょう。
シェアオフィスであれば、仕事をする環境になっていますので、適度な緊張感で仕事に集中することができ、業務パフォーマンスも高めてくれます。
さまざまな業種の方とコミュニケーションできる
ある程度の規模があるビルのシェアオフィスは、あらゆる業種の人が利用しているため、今まで話す機会のなかった業種の方とコミュニケーションができます。コワーキングスペースなどで異業種の方と交流することで、今まで思いつかなかったアイデアがひらめくこともあるでしょうし、人脈を広げ新しい考え方に触れるという意味でも、シェアオフィスを利用するメリットは非常に大きいといえます。
おわりに
サテライトオフィスとしてシェアオフィスを利用すれば、時間的にも金銭的にも大幅なコスト削減につながるでしょう。特に、シェアオフィスは事業規模に合わせてオフィスを構えることができるため、適切な場所が見つかれば、サテライトオフィスとしての機能を充分に果たしてくれるでしょう。
シェアオフィスは、さまざまな考え方をもった人が利用しており、同じ空間でコミュニケーションを交わすことで良い刺激を受けることもできるでしょう。
+OURS(プラスアワーズ)編集部
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