起業する際、仕事場としてのオフィス選びにお困りではありませんか?オフィスを借りる資金的余裕はないけれど、自宅以外に集中できる環境を用意したいと考えている場合、シェアオフィスがおすすめです。特に、起業予定の方や創業後2、3年でこれからビジネスを軌道に乗せていきたい方にとって、シェアオフィス利用は多くのメリットがあるでしょう。
今回は、スタートアップ企業がシェアオフィスを選ぶメリットについてご説明します。
起業の際に利用するシェアオフィスって何?
シェアオフィスとは、フリーランスなどの個人事業主や小規模の会社がオフィス空間を共同利用できるサービスのことです。シェアオフィスには、インターネット回線はもちろん、来客対応時に役立つ会議室や資料を印刷するためのコピー機など、仕事で役立つ環境が事前に準備されています。これらの機器や環境を共同で利用するため、通常のオフィス物件を個人で借りて利用するより、さまざまな機器が安く利用できるというメリットがあります。
オフィス環境の整備費用を大幅に削減できる
それでは、シェアオフィス利用を選ぶべき理由を挙げていきましょう。
まず、事務所物件は一般住居の賃貸と異なり、12カ月以上の敷金や保証金を支払うことが多いため、初期費用がかさみます。シェアオフィスなら運営者がオフィス環境を用意し、利用者がそれを共同利用するためすぐに仕事に必要な設備や機器も利用できます。また、敷金や保証金を多額に必要とする施設も少なく、初期費用が大きく押さえられるのが特徴です。
入居者同士でコミュニケーションできる
通常、オフィスを個人的に借りて利用する場合、その空間は完全なプライベート空間ですが、シェアオフィスはパブリック性が強い空間であるため、さまざまな業種の人たちとコミュニケーションする機会が増えます。仕事で大切な人脈作りができることは、シェアオフィスならではのメリットといえるでしょう。
法人登記できる
法人登記をする際、大企業が軒を連ねるオフィス街にオフィスを構えて、法人企業としての信頼性を高めたいと思ったことはないでしょうか?しかし、起業して間もない時期に、一等地に単独でオフィスを構えることは、コスト的にも現実的ではありません。
しかし、一等地にあるシェアオフィスを利用することで、一等地の住所を法人登記時に記載できます。法人登記の可否は施設によって異なりますが、実際は法人登記を可能としているシェアオフィスが多いといえます。
仕事上、利便性の高い場所にオフィス環境が作れる
多くのシェアオフィスは、電車などの公共機関にアクセスしやすい場所にあるため、個人でオフィスを借りるよりも、利便性の高い場所に仕事環境を用意することができます。今まで、賃貸契約のコストが高いことから敬遠していた一等地でも、低コストで仕事環境を作り出すことができるので、シェアオフィスを利用するメリットは、大きいといえるでしょう。
多様なオプションサービスが受けられる
シェアオフィスを利用する際は、共用スペースや設備はもちろん支援サービスなども比較しましょう。なぜなら、利用する契約先によってオプションが異なるからです。例えば、シェアオフィスの利用者に対して、Webコンサルティングや人脈作りについてサポートしてもらえたりすることがあるため、利用料や立地以外にも色々と考慮してみましょう。
おわりに
起業して間もない時期やスタートアップの時期こそ、シェアオフィスを利用し仕事場として選んでみてはどうでしょうか。事務所の開設費用は、物件の契約費用をはじめ、内装工事費用や電気・電話・インターネット回線などの工事費用がかかります。シェアオフィスなら、利便性が高いオフィス環境を低コストで手に入れることができます。開業コストが抑えられるシェアオフィスを利用し、ビジネスが軌道に乗ってきたら、事務所移転を検討すると良いでしょう。
+OURS(プラスアワーズ)編集部
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